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STAFFBLOG | 2022.09.10

遠州綿紬ができるまで【糊付け】

遠州綿紬を織る工程の中でも大切なのが「糊付け」の作業。
写真は、糊付けが終わりかせの状態になった糸を天日干ししている風景です。

青空になびく様々な色糸。
糊付けが終わり、遠州のからっ風で糸を乾かしている様子です。
現在、浜松ではこの糊付けをする職人さんは1軒のみ。今では貴重な光景です。

糊付けとは、機織りをしていく中で、織りの摩擦で糸が切れないように糸に糊を染み込ませる作業のこと。
同時に、糸の毛羽立ちをおさえる効果もあります。

染色を終えて色がついた糸を、均一に糊を染み込ませ、糸目を整えたあと天日干ししていきます。
そうしてようやく、糸の下準備が完了です。
このあと、糸を巻き取り、経糸を並べ、織り上げていきます。

遠州綿紬を織り始めるまでにもたくさんの工程があり、それぞれの工程の職人さんが伝統を守りお仕事をされています。
当店の遠州綿紬は水洗いしてからお客様の元へお届けしていますが、なんとなくぱりっとした質感があるのは、この糊付けの工程があるから。
ぜひ手触りを楽しんでみてくださいね。

 
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